カミーノ日記2019:スペイン巡礼、フランス人の道780km + 120km

2019年4~5月、カミーノ・デ・サンティアゴ、フランス人の道を歩いてきました。ブログ内の情報はすべて2019年5月~6月時点のものです。

【Day 29: Pieros - Ruitelan】青空に無数のひこうき雲、からの、どんより車道。嵐の前の静かな夜

2019年5月16日(日)快晴→どんより→ちょい晴れ→どんより

 

行程:

ピエロス 8:00 → ビジャフランカ・デル・ビエルソ 11:00 → トラバデーロ 12:30 → ベガ・デ・バルカルセ → ルイテラン 15:30

移動距離:26km

歩数:41115歩

サンティアゴまで:169km

 

アルベルゲで朝ごはんをいただいてゆっくりスタート。

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天気予報では、今日あたりから天気が崩れるとあるけど、そんなのが信じられないほどの快晴。でも、ひこうき雲がすごいからやっぱり崩れるのかな...

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ピエロスからビジャフランカまではぶどう畑が続く。

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鳥がちゅぴちゅぴ鳴いていて、なんとさわやかな朝ー!

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かわいいワイナリー。

 ぶどう畑を抜けたあたりに、小さなオープンカフェ(オープンバル?)があったのでコーヒー休憩。あーーーーー朝のバル休憩最高。

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ここから少し坂を下っていくように歩いて、ビジャフランカに着いた。

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ちょいと曇ってきましたね。

 

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ぽつぽつ雨も降りだしたので、レインジャケットを着てポンチョをかぶる。天気予報って当たるのね。

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ここから次の街のトラバデーロまでは、山の間を抜けていく車道沿いの道が10kmほど続く。日本の山間部の車道にちょっと似ている雰囲気。景色が変わらないし、視界も狭いし、延々コンクリだし、雨がぽつぽつして来たし、しんどー!この道は、ブルゴス手前の灰色ロードに続いて退屈なつらい道だった...

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トラバデーロ着いたー!

トラバデーロには、アヤさんから「ごはんがめっちゃおいしくて、超おすすめ!」とメッセージで教えてもらったアルベルゲがあるので泊まりたかったけど、翌日は峠越えになるので雨が降る前にできるだけ進んでおきたかった。なので泣く泣くスルー。

 

その代わり、たまたま目についた、落ち着いた感じのレストランで軽くランチ。かぼちゃのスープをいただきましたが、これとてもおいしかった!

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Albergue Camino y Leyenda

アルベルゲに併設のレストラン。

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お猫さまのびてはるー!

トラバデーロから山越えのふもとの街までは、曇天のなか、また10kmほどほとんど上りのない車道が続く。うー、長い...

 

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ぽてぽて歩き続け、結局ふもとの村1つ手前のルイテランでストップ。もう今にも雨が降り出しそう。

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明日は、今日よりもっと天気が悪くなるらしい。山越えのふもとの村、エレリアスからは、8kmほどの間に標高700mから1300mまで一気に上がる。よりによって、ピレネーに続いて、峠越えで悪天候かー。峠運がないな...

 

ルイテランは小さな集落で、店らしきものもないし人影もない。アルベルゲに荷物を置いて、街の入り口にある小さなバルで、カフェ・コン・レチェとケーキをいただく。お客さんは、同じアルベルゲに泊まっている男性がひとりだけだった。静かで、暖かくて、落ち着けるカフェミュージックが小さくかかっていて、リラックスできる。

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【本日のアルベルゲ】Albergue Refugio Pequeno Potala  確か6ユーロだった気が...(メモるの忘れた)

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ベッドルームは男女別に分けてくれる。大きくて明るいリビングにはクラシックピアノのBGMが流れて、蝋燭も灯されていていて落ち着ける。この日は同じ部屋に台湾人の女の子がひとり。彼女は、SJPPから徹底して小さな村だけを選んで泊まっているという。

「大きい街や大きなアルベルゲには泊まりたくないんだよね。静かなところが好きだし、混んでたり、うるさいのはいやだから」

確かに、メジャーどころはすべてスルーして、めっちゃ小さな村だけに泊まっていくというのもおもしろいかも...

 

そのほかの宿泊客は、男性が3人だけ。静かなよい夜。

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生活感がすごいw

オスピタレロが作ってくれる夕食はボリュームたっぷり。野菜のポタージュ、モッツァレラチーズやツナがどっさりのったサラダ、メインはカルボナーラ。「おいしい家庭料理!」って感じで大満足。

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