2019年5月30日(木)快晴!
行程:
リレス 8:00 → ムシア 11:30
移動距離:14.3km
歩数:54439歩
ムシアまで:0km
最後の日。
今日もいい天気で、空がすこーんと青い。
空気もパリッとしてる。
今日はリレスを出たらすぐ山道に入り、ムシアに着くまで集落やバルはなさそう。9kmくらいはひたすら上り。
基本、北に向かっているはずだけど、ときどきぴかーんと太陽が...
43日間、ひたすら歩くだけの毎日がついに終わるわけだけど、実感も感慨もそんなになかった。ただ、ゴールテープを切るような、わくわく感がある!
カミーノを歩き始めてしばらくは、コンポステーラ以降はフィステーラまでは歩いて、ムシアはバスで行こうと思っていた。でも、この道もとてもきれいだから、歩くことにしてよかった。
そして、ついにムシアの標識が出てきた。テンション爆上がりでマルちゃんと大騒ぎ。
ムシアの街!見えた!着いたーーー(まだやけど)!
ムシアはフィステーラより素朴で静かな街、と聞いていたので、実はフィステーラより、むしろムシアに来るのを楽しみにしていた。スーさんもムシアが大好きで、2週間くらい滞在したこともあると言っていた。
そして、今手元に残ってる写真を見ると、街の中心部の写真をまったく撮っていなかったわけなんだけど(ばかばか)、昔ながらの小さなお店がならぶ細いメインストリートあり、市場あり、小さな港あり、街を見下ろす丘あり、海辺に建つ大きな教会やモニュメントありと、いろんな景色がぎゅっとコンパクトに詰まったすてきな街だった。
まずはアルベルゲにチェックイン。コンポステーラで、アイリッシュのピーターにすすめられた宿。偶然にも、マルちゃんも同じアルベルゲを予約していた。
【本日のアルベルゲ】 Albergue Bela Muxía 12ユーロ
まだ新しいアルベルゲのようで、なにもかもぴっかぴか。上層階はアパートメントホテルになっているけど、テラスには誰でも上れて、ここから街を一望できる。
大きなラウンジとキッチンがあって、キッチンには手作りのスープが「ご自由にどうぞ」状態で置かれている!
バックパックをまるごと入れられるロッカー付き。
あと、受付のおやっさんがめちゃくちゃ優しい。
「併設のレストランのごはんがめっちゃおいしい!」らしいので食べたかったんだけど、オープンは夏季のみらしく、まだやってなかった...(バル営業のみ)
あーごはん食べたかったな...それが心残り。
手洗濯も今日で最後やな...
靴も、あまりに汚いからささっと洗おう。
マメができることもなく、900km快適に歩けたのも君のおかげや。
雑用をすませ、一息ついて、マルちゃんとムシアの巡礼証明書をもらいに行く。そして、空っぽのザックと生乾きの靴を持って、丘を登りに行った。
着いたーーーー!360度、眺めさいこーーー!
マルちゃんとばちばち写真を撮っていたら、ひょっこり、
「あれーーーーミユキさん、マルタさーーーん!」
またもやスーさんが現れたwww
ここで!?ほんと、スーさんとの遭遇率がすごいwww
いいとこで会ったので、ムシア到達記念の「セーでシェー友の会」デュエットをスーさんに撮ってもらったw
3人で丘を降り、ランチを食べに行った。
全然実感ないけど、もう明日からは歩かないんだな...
明日は14時半のバスでサンティアゴに戻る。スーさんはまた数日ムシアに滞在するらしい。マルちゃんは、明日の午前中に、サンティアゴからバレンシアに飛ぶらしく、朝5時(!)にタクシーで戻るらしい。午前中に飛行機乗るのに、当日までムシアにいるとはなんというチャレンジャーw
ランチが終わると、マルちゃんは、海辺で「マイ・ストーン」を見つけて座るというので、私はスーさんとお散歩に。
特になにがあるわけでもないけど、確かにここで数日のんびりするのいいなあ...
スーさんと街中で別れて、私はまた丘に登ることにした。高いところは飽きないw
この岩をくぐると、なんかいいことがあるらしいですw くぐってる人が何人もいた。
丘の上でぼーっとしていると、今度はアンドレアが、ひと目で「イタリア人!」とわかるおっちゃんと一緒に現れたw
このおじさん、もうカミーノに54回(!!!)来ているそうで、イタリアのカミーノ界隈ではそこそこ知られている人らしいw
いろんな人がおるなあ...
丘を降りるついでにアンドレアと少しお散歩をして、「マイ・ストーン」で夕陽を待っているマルちゃんのところに戻る。
今日はマルちゃんの「マイ・ストーン」にお邪魔して、一緒に夕陽を見よう。3日連続で「海に落ちる夕陽」を見るなんてなかなかないわ。
...まだまだ歩けそうだけど、ここでいったん、歩く日々はおしまい。