2019年5月19日(日)晴れ
トリアカステーラ 7:00 → フレラ → サリア 13:30 → バルバデッロ 14:30
移動距離:22.4km
歩数:電池切れにつき計測不能
サンティアゴまで:110km
今朝は7:00スタート。ああ、晴れている。ありがたや。
今日はいよいよサリアを通過する。サリアは、コンポステーラまでおよそ110kmほどの街で、巡礼証明書をもらうためにここからスタートする人も多い。ここを過ぎれば、もう本当に終盤。モホンの「あと何km」の数字が小さくなっていくのを見るたびに、あーもう少しで着く!というわくわく感と、もう終わっちゃう!というさみしさを同時に感じる。
トリアカステーラからサリアまでは2つのルートがある。1つはサモスという街を通っていくルートで、もう1つのルートより7kmほど長い。趣のある修道院があるらしいので、どっちに行こうか悩んだけど、「モデルプランの間を抜けていく作戦」を取ったので、短い通常ルートを選択。
牧場を抜け、フレラという村で朝ごはん。
山道あり、農場あり、小さな村を抜け、と次々景色が変わるので歩いてて楽しい。
19kmほど歩いて、案外あっさりサリアに到着。アルベルゲもいっぱいあるし、あっちこっちにホタテモチーフがあるし、お土産屋さんなどもたくさんあって、なるほど「巡礼者の街」らしい雰囲気。
川を渡り、階段を上っていくと「巡礼者街」みたいな一角に出る。ザ★観光地っぽい雰囲気は否めないけど、やっぱりテンション上がるー!
教会でスタンプを押してもらったときに、今日はガストロノミーマーケットがあると教えてくれた。せっかくだからそこでお昼を食べよう。
教会の前にある「Sarria」のオブジェで写真を撮ろうとしていたら、またもやスーさんが現れた。
「あ、ミユキさん!いいとこで会った!さっき、あなたのこと知ってるっていう日本人の女の子に会ったんだよ。なんか、SNSでやり取りしたことがあるって」
ん?誰だ?SNS?
カミーノに来る前、Twitterで、カミーノを歩いたことのある人やこれから行く人と、コメントのやり取りをしたことはあった。そのなかに、2~3日違いでSJPPから歩き始めるという女の子がいたけど、もしやその子かしら。
スーさんと話していると、ピンクのジャケットを着た日本人の女の子が歩いてきた。
「もしかして、いのさん?」
「そうですー!」
うわー、いのさんだ。Twitterでつながった人に偶然会えるなんて不思議ー!
せっかくなので、一緒にガストロノミーマーケットに行くことにする。
広場にステージやお店が並んでいて思ったよりにぎやか。奥に行くと、ずらーーーっとタコ屋台が並ぶ。
私はこの5kmほど先のバルバデッロまで、いのさんはそのもう少し先まで行くということで、一緒に歩く。サリアから先は緑の多い、静かな、落ち着いた道。
予約したアルベルゲに着いたので、いのさんとはここでお別れ。一緒に屋台でタコ食べて、おしゃべりしながら歩けて楽しかった!
アルベルゲはホテルとモダンなバル、レストランも併設していて、まだ新しくてとてもきれい。荷物を置いて、洗濯をして、テラスでカフェ・コン・レチェを飲んでまったり。天気はいいし、眺めもいいし、静かだし、さいこー。
夕方ごろ、見慣れたメンバーが到着した。ソーニャとルクセンブルグ×仏のラブリーカップル。あれ?ギター弾きアンドレアス... がいない。いつも4人で歩いていたのに。そして、カップルの男の子のほうがアンドレアスのギターを持っている。あれ?アンドレアスどしたー!
「ああ、彼はドイツに帰ったよ。だから、僕がギターを引き継いで、コンポステーラまで持って行くんだ」
とラブリーカップルの男の子のほうが言った。えー?レオンで脚を痛めていたから、歩けなくなっちゃった?
「違うよ。休暇が終わって帰らなくちゃいけなくなっただけ。脚はだいじょうぶだよ」
よかった。でも、代わりにギターでゴールするなんて粋だな。そんで、荷物になるのにちゃんとギターを運んであげる仏青年もいいヤツ!ちなみに、彼はギターが弾けないらしいw
【本日のアルベルゲ】Pensión- Albergue CASA BARBADELO 10ユーロ
入り口の面の壁が全面ガラス張りで(もちろんカーテンはあるよ)、明るいし、とても広くてきれいな部屋。バスルームも部屋の中にあり、ハンドシャワーで使いやすかった。あと、なにが違うんだか、ベッドの寝心地がとてもよかった。泊ったすべてのアルベルゲの中で、ここのベッドが一番(当社比)。
レストランで食べたメヌーがまたよき!選択肢がたくさんあるので迷う... このレンティルスープもミートボールもめちゃおいしかった。ライス、上から撮ったからわかりづらいけど、スナフキンの帽子みたいに、円錐状に盛られています。
私はあまりサラダを選択しないので、野菜不足にはなるけど...