カミーノ日記2019:スペイン巡礼、フランス人の道780km + 120km

2019年4~5月、カミーノ・デ・サンティアゴ、フランス人の道を歩いてきました。ブログ内の情報はすべて2019年5月~6月時点のものです。

【Day 38: Santiago de Compostela - Negreira 】かわいい家が並ぶ住宅街、川のせせらぎ、ガリシア家庭料理のローカル食堂

2019年5月25日(土) 晴れ

 

行程:

サンティアゴ・デ・コンポステーラ 7:30 → ポンテ・マセイラ 13:00 → ネグレイラ 14:30

移動距離:21km

歩数:33755歩

フィステーラまで:68.4km

 

さー!行くぜ地の果てフィステーラ!フィステーラまでは89.4kmの道のり。

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いったん大聖堂とお別れ。また戻ってきます!

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広場から階段を下りて、この道をまっすぐ。

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右に続く道には巡礼事務所。まだオープン前なのにすでにこの行列。

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これからモホンに表示されるのは、フィステーラまたはムシアまでの距離。60kmくらい先までは同じ道で、そこから南のフィステーラ行きと、北のムシア行きの道に分かれる。

 

モンテ・ド・ゴゾからサンティアゴにアプローチする道はずっと市街地だったけど、フィステーラ側は、すぐに林と、緑いっぱいの住宅地を交互に抜けていく道になる。サンティアゴ方面を振り返ると...

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遠くに大聖堂のシルエット。

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がんがん行くよし。

大きなお屋敷や、別荘みたいなかわいらしい家が並ぶ道が続く。

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家はたくさんあるし、小さな街を結ぶ路線バスの走る車道をときどき歩いたりするけど、人影はなく、そしてバルが全然出てこない。そろそろトイレ行きたいんだけど...

 

サインティアゴ以降、バルがこんなにないとは想定外だった!バルまだっすかー?

 

2時間くらい歩いて、ようやくベーカリーカフェみたいなお店があった!おおおおうオアシス... 限界に近かったよもうw

 

フィステーラ(またはムシア)に行く方... ここまでバルないですよー...

Meson Alto Do Vento

 

さ、では落ち着いたところで、また歩き出します。

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また2時間くらい歩いていると、石橋が見えてきた。

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あらーすてき。せっかくだから水場に降りてみる。

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水の音に癒されるーーー。

この橋のたもとに、手作り感あふれるバルがあったので、コーラを買って、川を眺めながら休憩。コンポストのお手洗いもあって、お兄さんに言えばカギを貸してもらえる。

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橋を渡りまーす。

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日焼け防止の手袋は、トレッキングポールを持っているからか、手のひら側はもうぼろぼろ。でも、スマホ触るときにすぐ人差し指出せるからこれはこれで便利w

 

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その後1時間も歩かないうちに、ネグレイラに着いた。ピーターにすすめられたアルベルゲを目指したものの、今日はクローズしているようだった。残念。ネグレイラはそこそこ大きな街で、しばらく街をさまよったあと、目についたアルベルゲにチェックイン。...ネグレイラの写真全然撮ってなかった...

 

【本日のアルベルゲ】 Albergue San José 12ユーロ

 

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メインストリートから1本入った、静かな区画にあるアルベルゲ。広大な庭と大きなキッチンがあり、きれいで共有スペースも広い。

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お昼はアルベルゲの庭でカラマリサンド。

洗濯をして、庭でのんびりしたり、街歩きに行ってお茶をしたり。今日は街のレストランにごはんを食べに行こうと、20時ごろアルベルゲを出た。カジュアルで、地元の人でにぎわっているレストランがあったので入る。フレンドリーなおばちゃんが席に案内してくれて、おすすめの料理も教えてくれた。

 

私が入ったときは比較的すいていたけど、その後どんどん人が入ってきた。知らなかったけど、その日は、サッカーの国王杯(コパ・デル・レイ)がある日だった。...ギリ席確保できてよかった。

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全員TVのほうを向く。

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名前忘れちゃったけど、これをすすめられた。ビーフとマッシュルームの煮込みに、ごはん。ごはんうれしーごはん!めっちゃおいしかったー!

 

そしてデザートのコーヒーフランが、いままで食べたフランのなかで一番おいしかった!これでメヌー8.5ユーロ。安いー!

Café Bar Imperial

 

宿に帰ると、すでに眠っている人もいたので静かにベッドまで戻る。寝る支度をするために枕元にあるライトをつけると、思ったより明るくなった。まずい、と思ってとっさに隣のベッドに目をやると、くりくりの大きな瞳の女性と目が合った。

「(明るくして)ごめん!」とささやき声で謝ると、彼女は「大丈夫だよ」とにっこり笑った。

 

それが、そのあとムシアまで一緒に歩いたマルちゃんとの出会いだった。