一番初めにカミーノのことを知ったのは何がきっかけだったのか、よく覚えていないのですが、いつのまにか、うっすら、「スペインにすげー距離を歩くお遍路さん的な道があるらしい」ということを知っていました。
でも、巡礼路自体にそう興味があったわけではなく、しかも長距離過ぎて自分が歩くイメージはまったくわかず、「そういうところがあるらしい」くらいの認識でした。
それがなんでまた、急に歩く気になったのか...
はっきりとしたきっかけは、2018年の夏、フィレンツェ近郊の野外シネマイベントで、カミーノを歩く6名の巡礼者を追ったドキュメンタリー映画を観たことでした。
Walking the Camino: Six Ways to Santiago
この映画を観たのは、本当にたまたま。ただ、古代ローマ劇場で野外映画観られる機会なんてめったにないし、ロードムービーで面白そう、という理由で行っただけ。
見終わったときには、北部スペインの美しい景色や、悲喜こもごものさまざまな人間ドラマに感銘を受け、「いつか行ってみたいなー」とこれまたうっすらと思ったものの、このときもまだ、具体的に計画を立て始める、まではいかず。あくまで「いつか」くらいに思っていたのです。
詳しくはこれまた姉妹ブログの過去記事にて
その約5か月後、2018年の年末。私はタイのチェンマイにおりました。特に何かきっかけがあったわけではないのに、急にカミーノのことを思い出し、なんだか、できるだけ早く行かなければいけないような気にかられました。なぜ?なんで?なんでだかわかんないけど、なんか呼ばれている?でも800kmだぞ。行けるのか?カミーノのことなんも知らんし。
とりあえず、行ったことのある人の話を聞いてみたい!と思って、発作的に、とあるチェンマイのフォーラムに「体験談を聞かせてくれ!」とポストw
生々しい体験談wを聞いたら、もう行くしかないと思った...
あと厄落としw
直接のきっかけではないですが、2017年の秋には、友達に誘われて熊野古道の小辺路を歩きました。今思えば、これもカミーノにつながっている気がする...
なんでしょうね。人生ってなんかこういう流れが来ることがありますよね。こりゃもう流れに乗ってみるしかないですよね。