2019年5月17日(金)どんより→大雨!霧!なんも見えねー!→ちょっと晴れからのまた雨
行程:
ルイテラン 8:00 → ラ・ファバ → オ・セブレイロ → ポドルネロ → フォンフリア 15:00
移動距離:20.8km
歩数:電池切れで計測不能
サンティアゴまで:148km
今日は峠越え。一番晴れてほしい日だったけど、どすぐらーーーい曇天。まあしかし進むしかない。レインジャケットを着て、ザックカバーをかけ、その上からポンチョかぶって出発。雨いつでも来いやー!
ルイテランから峠のてっぺんオ・セブレイロまでは、約10kmの間に600mほど上っていく。
エレリアスを過ぎると本格的な登り。このへんからぽつぽつ降り出した。
ラ・ファバという山中の小さな集落のあたりで、結構なだだぶりになってきた。トイレ休憩をかねて朝ごはん。
写真撮らなかったけど、このラ・ファバのアルベルゲに併設のこのバル、暖かいしおいしいし、インテリアもかわいいし、雨宿りには天国だった...
激しい雨が降ったり、霧がかかったり、どんどん暗さが増していくなか、山道をもくもくと歩く。
冷たい雨に打たれつつ、オ・セブレイロに到着。石造りの、思ったより新しい感じの大きな村。
てっぺん来ると風もすごくて、さ、さぶい... とにかく寒い!あったまりたい!開いていたレストランは人でいっぱいだったけど、カウンターにどうにか1つ席を見つけた。
ここ、プルポが名物らしいけど、今はとにかく温かいスープが飲みたい!ガリシア風とにんにくスープと迷ったけど、今はパワーつけたい!ってことでアホスープ。
十分に暖をとったところで、気合を入れて外に出た。相変わらずの強風。レストランの出口で、黒っぽいポンチョを着た人とすれ違った。ん?なんか見覚えが。
「アリシアーーーーー!」
「あーーー!ミユキーーー!」
コリアン女子のアリシアだった。彼女はオスピタル・デ・オルビゴのVerdeに2泊したのでもう会えないかなと思っていたけど、この状況で遭遇w
「オ・セブレイロで泊まるつもりだったけど、アルベルゲがもうフルだった。寒いし、疲れたし、もう歩きたくないよー!」
アリシアは半泣きになっていた。すでに今日かなりの距離を歩いてきているみたい。私は、今日はまだ10kmほどしか歩いておらず、予定ではあと11km先のフォンフリアまで行くつもりだったけど、悪天候と雨で、もう今日は終わりにしてもいいかなと思い始めていた。
「3km先にアルベルゲがあるから、そこに行く。新しくてきれいなアルベルゲみたい」とアリシアが言うので、私も今日はそこに泊まろうと思った... 空いてたらな...
ほどなく次の村、リナレスに着いたものの、アルベルゲはすでにいっぱいだった。あー2日目の悪夢がよみがえる...
アリシアと2人、無になって歩き、次の村オスピタルでようやく空きベッドがあった。アリシア、崩れ落ちるようにチェックイン。でもだんだん晴れてきたので、私は予定通りフォンフリアまで歩くことにした。
とはいえ、山の天気は変わりやすく、このあとまた何度も霧に包まれたり雨に降られたり。
ようやくフォンフリア到着。アルベルゲが見えたときの喜びよ...
あーーー今日はアップダウンが激しかったうえに悪天候できつかったー!
【本日のアルベルゲ】Albergue A Reboleira 9ユーロ
めっちゃお気に入りのアルベルゲなのに写真撮ってなかったw
ソファがたくさんおいてあるラウンジと、おいしいチーズが食べられるバルがあって、すっごくくつろげる。チーズは忘れられないくらい美味なのでおすすめ!
ベッドルームは大部屋ながらモダンな造りで、シャワールームや洗濯場など、水周りがきれいだし、シンクが足踏み式でとても使いやすかった記憶。下駄箱には靴乾燥機が仕掛けてあるのもありがたい。
そして、ここのコミュニティディナーが、とっても豪華でおいしい!
ボリュームもたっぷりだし、味もよいし、デザートはサンティアゴケーキだし、雰囲気もすてきだし、ここのごはんもう一度食べたいな...
ちなみに、フランス人の道7年連続7回目のエキスパート、スーさんにここでまた遭遇。カミーノ後半のスーさんとの遭遇率が高すぎw ここの夕食はスーさんも大好きで、リピーターだそうなので、間違いないですw