カミーノ日記2019:スペイン巡礼、フランス人の道780km + 120km

2019年4~5月、カミーノ・デ・サンティアゴ、フランス人の道を歩いてきました。ブログ内の情報はすべて2019年5月~6月時点のものです。

【Day 31: Fonfría - Triacastela 】5月後半なのに雪降ってきた。寒い!今日は無理っす。ラスト100kmの戦略練るっす。

2019年5月18日(土)雨、雪、おまけに雹... どんより曇り

 

行程:

フォンフリア 8:00 → フィジョバル 10:00 → トリアカステーラ 11:00

移動距離:8.8km

歩数:21255歩

サンティアゴまで:139km

 

朝、起きるとあたり一面まっしろ。

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おおぅ...

ラウンジで様子をみつつ、わざとのろのろ支度をしていると、スーさん登場。

「外出てみた?雪降ってるよ」

ええええええ?もう5月も下旬になりますけど!

 

外に出てみるとめっちゃ寒い。そして、ほんとだ...雪降ってる...

 

まあ、行くしかあるまい、と覚悟を決めて外に出る。

さっぶ!

ピレネー越えたら捨てようと思っていたヒートテック手袋、捨てなくてよかった!

スーさんと一緒に爆速で歩く。周りもなにも見えないし、とにかく今日は一刻も早く着きたい。そして冷えるのでめっちゃトイレ行きたくなってきたー!

 

バル、バルバルバル、バルどこー!?バルまだかー!

 

もう限界か、と思ったとき、ようやくバルを発見。助かったー!

とりあえずトイレ!ほんであったかいもの!

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栄養補給にまたもガリシア風スープ。

フィジョバルという小さな集落にある、暖炉もあるとてもかわいらしいバルで、フードがどれもおいしそうだった。

Bar Aira do Camiño

 

フランス人の道は、コンポステーラ手前100kmほどのところにあるサリアから、どーんと巡礼者の数が増える。でもレオンやアストルガから歩きだす人も多いので、すでに「人が増えたなー」という感じはしていた。サリア以降は、アルベルゲをあらかじめ予約しながら進もうと思っていたけど、昨日、オ・セブレイロやリナレスでもすでにベッドがなかったから、今日も念のため予約しておいた方がよさそうだ。この寒さの中、トリアカステーラで宿がない、なんて事態は避けたい!

 

アルベルゲリストやBuen Caminoアプリ、Googleマップなどでアルベルゲを調べつつ、電話をしてみたが、最初の2軒はすでにフルだった。やばい!3軒目でようやくスーさんのぶんと2つベッドを確保。はー、これで今日はとりあえず安心...

 

今日はぜんぜん写真撮ってません。だってずっと真っ白だったもんw

 

バルを出るころには少し霧が晴れてきて、トリアカステーラ手前ではだいぶ晴れてきた。

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アルベルゲ着いたー。

今日はもう、ここから先の計画を練る日にする。モデルプランだと、明日サリアに着いて、ポルトマリン、パラス・デ・レイ、リバディーソかアルスーア、ペドローソに泊まってコンポステーラだ。でも、わらわら人がいるなかを歩きたくなかったので、アルベルゲがたくさんある街を避け、その間のちいさな村を縫っていく作戦を立てた。

 

さて、ではどういう感じで進んでいくか...

 

ひとりバルにこもって、地図やアプリ、アルベルゲリストを広げ、距離を考えてよさげな村やアルベルゲをピックアップし、予約電話を掛けた。

 

あー、もう、あと6日しかないのか...

うわー!コンポステーラ着いちゃうー!

 

いよいよ終わりが見えてきたなー。まだ100km以上あるけどw

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バルを出るころにはすっかり晴れた。

アルベルゲに戻って、シャワーと洗濯をしていたら、イタリア人が冷凍シーフードでパスタを作っていて、少し味見をさせてくれた。鼻歌を歌いつつ、めっちゃ丁寧に作ってるところがさすがイタリア人や。

そのあと、スーさんと一緒に近くのレストランで晩ごはん。今日もがっつり肉!

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完全に肉食です...

今日はメヌーじゃなくてプレートにしたけど、ドリンク頼んだら結局メヌーより高くなった。やっぱこれからはメヌーにしよw

 

【本日のアルベルゲ】Albergue Aitzenea 8ユーロ

大きな木のドアを開けると、こんな空間が...

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外が寒かったせいもあり、中がとっても暖かかったのが印象に残っている。アルベルゲの前には大きな芝生があるので、お天気がよかったら外でのんびりするのが気持ちよさそう。

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木と石の古い建物で落ち着ける。キッチン、洗濯機あり。手動の脱水機もあり。