カミーノ日記2019:スペイン巡礼、フランス人の道780km + 120km

2019年4~5月、カミーノ・デ・サンティアゴ、フランス人の道を歩いてきました。ブログ内の情報はすべて2019年5月~6月時点のものです。

【Day 26: Astorga - Rabanal del Camino】石造りの建物と坂道の街で、懐かしい人たちにさようなら

2019年5月13日(月)快晴!

 
 
 
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Camino Day 26 No more flat roads. Going up hills again. 今日からまた峠越えシリーズスタート! #camino #caminofrances #buencamino

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行程:

アストルガ 7:30 → ムリアス・デ・レチバルド → サンタ・カタリナ・デ・ソモサ → エル・ガンソ 12:30 → ラバナル・デル・カミーノ 14:30

移動距離:20.6km

歩数:38586歩

サンティアゴまで:243km

 

はあ、昨日は盛りだくさんな1日だった。アルベルゲのテラスから見える朝の景色がきれい。

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 今日からおくすりをちゃんと飲まなければ。いつもは、街を出て2時間くらい歩いてから朝ごはん休憩にするけど、アストルガでホットチョコレートを飲みたかったので今日はチョコレート屋さんでいきなりごはん。

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全部甘い...(甘いのしかなかった)

朝は大聖堂や司教館に光が当たってきれいだな。アストルガは路地もすてき。

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ぐらしあーす

今日は、最初のほうはフラットだけど、途中からずっと上りになる。ブルゴス以降、ほぼほぼずっとぺったんこな道だったから、上りはひさしぶり。といっても10kmの間に200mほど上るだけだから、そうたいしたことはない。

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石垣や石造りの建物が増えてきた。

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今日泊まるのはラバナル・デル・カミーノ。街全体が緩やかな坂になっている。

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街の入り口にあるアルベルゲに、見知った顔が何人かいた。でも今日は街の奥の方にある寄付制のアルベルゲに行くつもり。

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坂を上っていくと、右手に別のアルベルゲがあった。庭でMr. トラブルが寝椅子に転がって、煙草を吸っている。私が通りかかったのに気づいて、脚大丈夫か?というような仕草をしたので、だいじょぶだよーと手を振った。ギター弾きアンドレアスの4人グループもいる。テレサもジェラールもいたし、このままみんな同じようなペースで進んでいくのかな、サンティアゴまで、と思ったけど、でも、頻繁に会ってて、また会うだろうと思っていても、突然会えなくなっちゃうんだよね。

 

だんだんそういう人が増えてきて、ジェラールとMr. トラブルには、結局ここで会ったのが最後になった。連絡先も知らないし、Mr. トラブルに至っては名前も知らないし。針と糸、結局持っていかれたなw

 

みんな、今ごろどこで何してるのかな。遠くで、ときどき思い出すのもよき。

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  アルベルゲは教会のすぐ横にある。ボランティアさんが英国の方だったからか、庭で紅茶とビスケットのお茶会をしていたからか、なんとなく「英国風」だった印象。

 

ものすごく広い庭がある。

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これ全部庭ー!

この街の教会で行われるミサは人気があるらしく、オスピタレラに「ぜひ行ってみて。早めに行かないと入れないかもしれない」と言われた。街ぶらしたり買い物したりしていて、結構ぎりぎりになったのであわてて行ってみると、確かに人がぎっちり。石造りのこじんまりした教会は、厳粛でありながらアットホームな感じもする、心が静かになるような雰囲気。ミサには何度か参加したけど、心に残っている場所のひとつ。

 

アルベルゲに戻って、洗濯物を取り込みに行くと、庭でご陽気ケベッコワ3人衆が夕食を食べていた。手を振ると、手招きされたので近寄っていくと、夕食が少しだけ余ったらしく、パスタをいただいた。いつも、にこにこと楽しそうに3人でごはんを食べ、ワインを飲んでいる人たち。彼らともここで会ったのが最後になった。5日めのエステージャで初めて会って、そのあとあちこちのアルベルゲで一緒になって、勝手に「旅の守り神」的な存在って思ってたから、サンティアゴで会いたかったな。でも最後にパスタごちそうしてくれてありがとう。

 

【本日のアルベルゲ】 Refugio Gaucelmo 寄付制

 

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緑がいっぱい!部屋も窓がたくさんあって明るく、広いし、バスルームも広くてきれい。キッチンも大きくてきれい。洗濯のとき、手動の小さな脱水機を貸してもらえる。紅茶とビスケットのお茶会もあり。