2019年4月17日(水)晴れ
行程:
【Renfe】マドリード・アトーチャ駅 11:35 → パンプローナ駅 14:40
【バス】パンプローナバスターミナル 17:30 → サン・ジャン・ピエ・ド・ポー 19:15
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昨日1日マドリードでぷらぷらして過ごし、今日からいよいよフランス人の道のスタート地点、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(長いからもう略してるけど、以下SJPPね)に向かう。高鳴る~!
バスと電車(Renfe)、どちらで行こうかなと思ったけど、どちらにしても乗り換えが必要だし、調べた時点では(1か月半くらい前)、鉄道のチケットがまだかなり割安だったので、鉄道+バスにした。
あ、ちなみにRenfeのチケットは国外からもネットで買えるけど、PCサイトはエラー多発するので、スマホサイト推奨です!後日もうちょい詳しく書きますね。
スペインの鉄道RenfeのPCサイトで予約しようとしたら、乗りたい列車を選ぶ時点で何度やってもエラーが出て進めない...
— ミユキ@ちょい暮らし (@miyuki_choilife) February 28, 2019
「スマホならいける」という情報を見つけて、スマホサイトで予約したらあっさり進めた。
というわけで、Renfeの予約はスマホで!
ゆっくりめの出発なので、まだ本番仕様のバックパックと靴で歩いていないことだし、宿からアトーチャ駅まで歩いて行くことにした。地下鉄3駅分。歩いて20分くらいで着くはず。お天気はいいし、空気はさわやかだし、さすがにここではまだトレッキングポールは使わないけど、もはやカミーノを歩いている気分やー!
はりきってだいぶ早めに出てきたので、駅前でカラマリ(イカリング)サンドを食べてもまだ時間があまりまくり。
実はわたくし、乗り遅れないように早めに着いていろいろ確認したはずなのに、いろいろ確認しすぎて、あやうく電車に乗り遅れるところでしたw (以下、小文字は振り返り時の心の声です)
まずは駅1階のインフォメーションで、プリントアウトしたeチケットを見せて、チケットを引き換えることなくこのまま入れることを確認。インフォメの人に「この通路をまっすぐ行って、左に入り口があるからそこから入ってね」と言われた。一応その入り口も確認。係の人がチケットと荷物のチェックをしているので、ちょっとした列ができている。早めに来たほうがいいね。おし!これで万全!(←どこがやー)
アトーチャ駅の内部は吹き抜けで解放感があるので、上から見下ろしたくなって2階に上がってみたり(←余計なことを...)。2階にも、チケットをチェックしている入り口がある。こっちのほうが少しすいているみたい。まだまだ時間があるので、構内のカフェでお茶をすることにした。
並ぶからちょっと早めに入っておこうと、カフェを出てチケットチェックの入り口に向かう。2階の入り口のほうがすいてたし、目の前に2階に行けるながーいエスカレーターがあったので、上の入り口から入ろうと思った。←おーい、お姉さん、「1階の通路の左から入ってね」って言ってたやろ!
2階の入り口で、印刷したeチケットを見せ、無事入場。プラットフォームへのゲートはガラス張りになっていて、改札が始まったら掲示板にプラットフォーム番号が表示される。1階には、ゲートを抜けてエスカレーターで降りる仕様。
スクリーンに、11:35発のパンプローナ行きも表示されているのを確認。でも、出発時間が後の電車のプラットフォームが表示されるのに、パンプローナ行きはいつまでたっても番号が表示されない。
まあ、遅れるのはよくあるよね。
あー、掲示板スペイン語だけか。でも、乗る予定の電車が表示されてるんだから、だいじょぶだいじょぶ。
...うーん、でも遅すぎない?遅くなるなら「遅延」みたいな表示がされるよね...
「スペインの鉄道だし遅れて当たり前ー」などと勝手に思い込んでいた私は、出発予定時刻5分前まで、のんびり待っていた。でもさ、さすがに5分前になんも表示されないと不安になるよねー(実は表示されてたんだけどね)。
他の電車の改札ゲートにいた駅員さんに、「これに乗りたいんだけど、改札まだですかー?」とチケットを見せてみた。駅員さん、ちょっとヤバ、みたいな顔になって、鍵をひっつかんで違うガラスゲートに向かう。
「このエスカレーター降りて!ほら、あの停まってる電車だから!急いでね!」と、無人のガラスゲートの鍵を開けてくれた。
えーーー!改札始まっとったんかい!つか、みんな1階におるやん!
あわててゲートを抜け、動いていないエスカレーターを駆け下りて、ギリ電車に乗った。あぶなかったー!
私はとんでもないミスをしていました。
そもそも、窓口のお姉さんのいうとおり、1階の入り口から入らなければいけなかった。
そして、勝手に「アトーチャなら英語表記あるだろう」と思っていたのも間違い!
さらに、英語表記はないけど、乗る電車は掲示板に表示されてるし、プラットフォームの番号さえわかればだいじょぶ、と思ってたのもあまーい!
プラットフォームの番号が表示されないなーと思っていた掲示板には、実はずっと
Planta Baja
という文字が表示されていたのでした...これ、つまり「1階」という意味。うええん読めなかったよ...
2階の改札を抜けてから、エスカレーターで1階に降りるシステムだと思っていたけど、どうやら1階と2階で、改札口は完全に分かれているらしい。うわあん知らなかったよ...
空港に引き続き、「最低限のスペイン語覚えとけ」の洗礼を受けました。
Planta Baja(1階)
Planta Primera(2階)
アトーチャ行くなら覚えておこう...
というわけで、すごく早めに着いて、改札も確認していたくせに、全然万全ではなかった...
【教訓】
駅の人のいうことにはちゃんと従おう
旅行に必要なスペイン語の単語くらいは覚えておこう
「ん?」と思ったら早めに尋ねよう
...アホやな。
ともあれ。どうにか電車に乗り、車窓から緑の大地の風景を眺めながら「あんなとこ歩いちゃうのかー、わくわく」とテンション上がる。
電車は遅れることもなく、14時40分にパンプローナ着。
イメージでは、バックパックをかついだ人がぞろぞろとバスターミナルへ移動...と思っていたけど、そうでもない。ふつーに旅行者のみなさんが多く、あっという間に散り散りバラバラに。そうだ今イースターホリデーの時期だ。
さて。バスターミナルどこや。
Googleマップで調べてみるけど、方角がいまいちわからん(超方向音痴)。
それっぽい人もいないしなー。とりあえず地元っぽい人に「SJPP行くバスどこから出ますか?」ときいてみたけど、知らないと言われる。
乗り継ぎ時間はめっちゃあるので、あせる必要はないけど、さてどっちに向かおう。適当に歩き出して、きょろきょろしてると、ようやく、でかいバックパックをかついで木の杖をついた、ご夫婦らしき2人連れを発見。
初めて遭遇した巡礼者!おおお嬉しい!
ご夫婦もバスターミナルに行くというので、付いて行く。ご夫婦はスペイン人だったけど、パンプローナは初めてのようで、やはり迷う。途中地元の人に方向を尋ねつつ、ようやくたどり着いた。あースペインの方と一緒でよかった...。20分以上歩いた気がする。バスターミナル、結構遠かったのね...
待ち時間が2時間以上あるので、ターミナルでご夫婦と別れて、そのへんをぶらぶらしてサンドイッチを買い、ターミナル横の芝生でいただく。
はー天気いい。ここ、3日めにまた来るんだよね。もーわくわくが止まらん。
17時半、ほぼ満員のバスに乗ってSJPPへ。みんな、きっと明日から歩き始めるんだねえ同期だねえ、と一人脳内で盛り上がり、窓から見えるかわいい街並みを見ながら「...けっこう遠いな、これほんとに3日で歩けるの?」とか思いながら、いつの間にか国境を越え、
SJPP到着!
まだ明るいけど、もう19時を過ぎている。今日の宿は予約してあるので、先に巡礼事務所に行って、クレデンシャルと資料をもらい、説明を受ける。後ろに韓国人青年が並んでいたので、一緒に受付をしてもらった。1週間ほど前には寒波が来ていて、雪が降ったらしいので、山道のナポレオンルートを通れるかが心配だったけど、あいているし天気も大丈夫そう。よかった!
スタンプをもらって、ホタテを選んだ。ぱっと目についたピンクの貝殻。思ったよりでかい。
荷物の重さを計ろうと思ったけど、はかりがどこにあるかわからなかった。巡礼者が並んでいて、事務所の人たちは忙しそうだったので、そのまま外に出る。予約していたアルベルゲにチェックインしたものの、結構すいてる。といいますか、がらがら。そして部屋には荷物だけで、誰もいない。映画で見たようなアルベルゲのような雰囲気ではなく、ごく普通のホステルだったので、ちょっと拍子抜け。
でも、イースターホリデーにかぶった割には、アルベルゲも街もそんなに混んでる感じしないし、「フランス人の道は人気だから宿がみつからないこともあるよ!」と聞いていたから、それが一番心配だったけど、なんか大丈夫そう!
と思っていたねこの時はw(あまーい!)
さーーー!明日からいよいよ本番!早く寝よ。
【本日のアルベルゲ】
Gite Izaxulo 19ユーロ
イースターホリデーの時期なので、あらかじめbooking.comで予約しておいた宿。
旧市街を出てすぐのところにあって、モダンできれい。カミーノ感はあんまりなかった。
一緒に説明を聞いた韓国人青年ワンくんは、巡礼事務所で15ユーロ朝ごはん付きのアルベルゲを紹介してもらっていた。booking.comだと私営のみで手数料も入るので、どうしても割高になる。アルベルゲはたくさんあるから、早めの時間に着くなら、当日、巡礼事務所で紹介してもらったり、飛び込みで探すほうがよいかもしれない。ただし、時期によっては全部満室、なんてこともなきにしもあらず。