2019年5月3日(金)どんより曇り...からの晴れ(強風!)
行程:
オンタナス 7:00 → サン・アントン → カストロへリス 11:00 → イテロ・デ・ラ・ベガ 14:00 → ボアディージャ・デル・カミーノ 15:40
移動距離:28.7km
歩数:48625歩
サンティアゴまで:430km
ひさしぶりにどんより曇っている。そして寒い...
1時間ほど歩くと、修道院跡のあるサン・アントンに着いた。道路の上にアーチがある結構大きな建物。寒くてお手洗いに行きたくなってきたので、あまりじっくりは見られなかった。
カストロへリスまでは約4km。めっちゃ速足になって先を急ぐ。
街の入り口にあるバルに駆け込んで、まずはトイレー!そして、ここでいただいたパウンドケーキがめちゃくちゃおいしかった!
落ち着いたので、ちょっと散策したり、教会に入ってみたり。外から見た感じより大きな街だった。
余力があったら、あの丘の上に行ってみたいけど、ちょっと遠いかな... オンタナスもよかったけど、この街にも泊まってみたかった。もしもう一度フランス人の道を歩くことがあったら、ここに泊まって、あの丘に登ってみよう...
カストロへリスを抜けるころには、太陽が顔を出した。また、なんにもないメセタの台地を進む。とてもきれいな景色。立ち止まって写真を撮っている巡礼者がいたので、お願いして写真を撮ってもらった。
ここめっちゃ景色いいから、お兄さんも写真撮ったほうがいいよ!とすすめて、写真を撮ってあげる。転職の合間に歩きに来た、というチェコ人のお兄さんで、めっちゃイケメーン!
ということで、絶景のなかをしばし一緒に歩く。
今日もいい日だw
うわー、ちょっと、やっぱメセタめっちゃいいやん!昨日の道と今日の道、最高に好き。
今日はこの先にあるイテロ・デ・ラ・ベガという街で泊まるつもりだった。地図で見ると、街のすぐそばを川が流れていてよさそうだなと思ったから。その川の手前には、イテロ・デル・カステッロという別の集落があって、そこにはサン・ニコラスという小さな教会がある。
中に入ると、寄付制でフルーツやお菓子、お茶をふるまってくれて、祭壇では小さなミサが行われていた。宿泊もできるらしい。
ペトルくんとはここでお別れ。
川を越えるとイテロ・デ・ラ・ベガ。そしてここで州が変わる。
さ、着いた着いた。じゃあアルベルゲに行って...と思ったけど、なんとなく、この街の雰囲気が好きになれなかった。全体的にさびれていて、暗ーい感じがする...アルベルゲも行って、部屋を見せてもらったけど、窓のないコンテナみたいなところにベッドがある。そしてほかの宿泊者もいなさそう。窓のない部屋はやだな...
もうひとつのアルベルゲも行ってみたけど、そっちもあまり泊まりたいと思えなかった。次の街までは約9km。どうしよう。とりあえずランチを食べて考えたけど、やっぱりこの街とは相性があわない気がした。というわけで、もうひとつ先の街へ。
1時間半ほどで、ボアディージャ・デル・カミーノに到着。街の中心には大きな教会があって、そのすぐ隣に、大きな庭のあるアルベルゲがある。
明るい!あー、やっぱりこっちまで歩いてきてよかったな。
中庭を抜けると、建物の入り口のテーブルに、ご陽気ケベッコワ3人衆がいた。うわーひさしぶり。言葉が通じなくて話はできないけど、この人たちを見るといつも「今日も無事着きました」っていう気になる。
【本日のアルベルゲ】Albergue En El Camino 8ユーロ
ホテルも併設されている、とてもきれいなアルベルゲ。中庭が広くて気持ちいい。キッチンはなく、10ユーロでメヌーがいただけます。
この日の夕食はレンズ豆のスープ、チキン、アイスクリーム。同じテーブルにドイツ人の団体さんがいてとても賑やかだった。アメリカから来ているというご家族3人連れと話をしたので、よかったら、とホタテ折り紙を渡すと「あー!あなたのこと知ってる!」と急に言われた。「ホタテをくれるビューティフルスノーでしょ!」
私は、日本の名前は覚えにくいかな、と思って、名前を言うときにときどき「ビューティフルスノー」っていう意味なんだよ、と付け加えることがある。よくよく聞くと、アヘスで会ったコリーンから、私のことを聞いたらしい。
まったく同じペースではないけど、みんなおんなじ方角に向かって歩いて行くから、だんだん「初めて会うけど、なんか知ってる人」が増えていくんやねw
ここでは、ドイツ人の団体さんにもホタテを配りまくったので、また在庫がなくなってきた...