カミーノ日記2019:スペイン巡礼、フランス人の道780km + 120km

2019年4~5月、カミーノ・デ・サンティアゴ、フランス人の道を歩いてきました。ブログ内の情報はすべて2019年5月~6月時点のものです。

【Day 16: Hontanas - Boadilla del Camino】どこまでも続くメセタの白い道をチェコのイケメン兄さんと

2019年5月3日(金)どんより曇り...からの晴れ(強風!)

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

Camino Day 16 Going on the Meseta! メセタ進行中! #caminofrances #camino #buencamino

Miyuki(@pechinda_rosa)がシェアした投稿 -

 

行程:

オンタナス 7:00 → サン・アントン → カストロへリス 11:00 → イテロ・デ・ラ・ベガ 14:00 → ボアディージャ・デル・カミーノ 15:40

移動距離:28.7km

歩数:48625歩

サンティアゴまで:430km

 

ひさしぶりにどんより曇っている。そして寒い...

f:id:pechinda:20200419004218j:plain

1時間ほど歩くと、修道院跡のあるサン・アントンに着いた。道路の上にアーチがある結構大きな建物。寒くてお手洗いに行きたくなってきたので、あまりじっくりは見られなかった。

f:id:pechinda:20200419005717j:plain

カストロへリスまでは約4km。めっちゃ速足になって先を急ぐ。

f:id:pechinda:20200419005928j:plain

見えたー。もうちょいやー!

f:id:pechinda:20200419005955j:plain

あら、なんかすごくステキな街...

街の入り口にあるバルに駆け込んで、まずはトイレー!そして、ここでいただいたパウンドケーキがめちゃくちゃおいしかった!

 

落ち着いたので、ちょっと散策したり、教会に入ってみたり。外から見た感じより大きな街だった。

f:id:pechinda:20200419010224j:plain

f:id:pechinda:20200419010239j:plain

余力があったら、あの丘の上に行ってみたいけど、ちょっと遠いかな... オンタナスもよかったけど、この街にも泊まってみたかった。もしもう一度フランス人の道を歩くことがあったら、ここに泊まって、あの丘に登ってみよう...

f:id:pechinda:20200419010406j:plain

f:id:pechinda:20200419010419j:plain

カストロへリスを抜けるころには、太陽が顔を出した。また、なんにもないメセタの台地を進む。とてもきれいな景色。立ち止まって写真を撮っている巡礼者がいたので、お願いして写真を撮ってもらった。

f:id:pechinda:20200419010921j:plain

これからあの丘を登るよー。

ここめっちゃ景色いいから、お兄さんも写真撮ったほうがいいよ!とすすめて、写真を撮ってあげる。転職の合間に歩きに来た、というチェコ人のお兄さんで、めっちゃイケメーン!

 

ということで、絶景のなかをしばし一緒に歩く。

今日もいい日だw

f:id:pechinda:20200419011328j:plain

f:id:pechinda:20200419011419j:plain

カストロへリス方面を振り返るイケメン、ペトルくん。

f:id:pechinda:20200419011639j:plain

うわー、ちょっと、やっぱメセタめっちゃいいやん!昨日の道と今日の道、最高に好き。

f:id:pechinda:20200419011718j:plain

強い風のなか、まーーーっすぐな道を行く。

f:id:pechinda:20200419011808j:plain

今日はこの先にあるイテロ・デ・ラ・ベガという街で泊まるつもりだった。地図で見ると、街のすぐそばを川が流れていてよさそうだなと思ったから。その川の手前には、イテロ・デル・カステッロという別の集落があって、そこにはサン・ニコラスという小さな教会がある。

f:id:pechinda:20200419012332j:plain

中に入ると、寄付制でフルーツやお菓子、お茶をふるまってくれて、祭壇では小さなミサが行われていた。宿泊もできるらしい。

f:id:pechinda:20200419012439j:plain

ペトルくんとはここでお別れ。

川を越えるとイテロ・デ・ラ・ベガ。そしてここで州が変わる。

f:id:pechinda:20200419012845j:plain

f:id:pechinda:20200419012901j:plain

パレンシアに突入ー!

さ、着いた着いた。じゃあアルベルゲに行って...と思ったけど、なんとなく、この街の雰囲気が好きになれなかった。全体的にさびれていて、暗ーい感じがする...アルベルゲも行って、部屋を見せてもらったけど、窓のないコンテナみたいなところにベッドがある。そしてほかの宿泊者もいなさそう。窓のない部屋はやだな...

 

もうひとつのアルベルゲも行ってみたけど、そっちもあまり泊まりたいと思えなかった。次の街までは約9km。どうしよう。とりあえずランチを食べて考えたけど、やっぱりこの街とは相性があわない気がした。というわけで、もうひとつ先の街へ。

f:id:pechinda:20200419013419j:plain

まあ風はきついけど、天気もいいしね。

1時間半ほどで、ボアディージャ・デル・カミーノに到着。街の中心には大きな教会があって、そのすぐ隣に、大きな庭のあるアルベルゲがある。

f:id:pechinda:20200419013744j:plain

明るい!あー、やっぱりこっちまで歩いてきてよかったな。

 

中庭を抜けると、建物の入り口のテーブルに、ご陽気ケベッコワ3人衆がいた。うわーひさしぶり。言葉が通じなくて話はできないけど、この人たちを見るといつも「今日も無事着きました」っていう気になる。

f:id:pechinda:20200419014101j:plain

みなさんくつろいではるよ。

【本日のアルベルゲ】Albergue En El Camino 8ユーロ

 

ホテルも併設されている、とてもきれいなアルベルゲ。中庭が広くて気持ちいい。キッチンはなく、10ユーロでメヌーがいただけます。

この日の夕食はレンズ豆のスープ、チキン、アイスクリーム。同じテーブルにドイツ人の団体さんがいてとても賑やかだった。アメリカから来ているというご家族3人連れと話をしたので、よかったら、とホタテ折り紙を渡すと「あー!あなたのこと知ってる!」と急に言われた。「ホタテをくれるビューティフルスノーでしょ!」

私は、日本の名前は覚えにくいかな、と思って、名前を言うときにときどき「ビューティフルスノー」っていう意味なんだよ、と付け加えることがある。よくよく聞くと、アヘスで会ったコリーンから、私のことを聞いたらしい。

 

まったく同じペースではないけど、みんなおんなじ方角に向かって歩いて行くから、だんだん「初めて会うけど、なんか知ってる人」が増えていくんやねw

f:id:pechinda:20200419015237j:plain

食器かわいいしごはんもおいしかった...

ここでは、ドイツ人の団体さんにもホタテを配りまくったので、また在庫がなくなってきた...