2019年5月10日(金)曇り→晴れ
行程:
レオン 7:30 → ラ・ビルヘン・デル・カミーノ → フレスノ・デル・カミーノ 11:00 → チョサス・デ・アバホ 12:30 → ビジャール・デ・マサリフェ 13:30
移動距離:21.8km
歩数:36278歩
サンティアゴまで:300km切った!あと294km
昨日通らなかった方面を観光しながら、どんよりレオンを出る。
新市街っぽい街並みが続いて、プチインダストリアルエリアみたいなところになったとき、なにやら人だかりが。
この会社の方が、コーヒーやジュース、フルーツなどをふるまってくださっている(寄付制)!
オレンジジュースを1杯いただいて、ついでにトイレも借りて、しばし立ち話。右にいるスロバキアの青年は、9か月ずっと徒歩で旅行中で、すでに7,000km歩いているとのこと... プロ散歩師!
しばし幹線道路沿いを歩いて、ラ・ビルヘン・デル・カミーノに到着。
この先で、ルートが大きく分かれる。ひとつは、国道沿いにビジャダンゴス・デル・パラモに行くメインルート。もうひとつは、途中で左に折れてビジャール・デ・マサリフェに行くルート。
もう車道沿いの道は飽きたので、左のサブルートを進むことにした。
ここから20分ほどはアスファルトの道。すぐに、フレスノ・デル・カミーノという小さな村に着いたので、ここで朝ごはん。
ここを出るとオフロードになる。なんかこういう景色ひさしぶりな気がする!メセタの道は白かったけど、ここは赤土になった。
サブルートだからか、歩いている人もほとんどみかけない。誰もいないなか歩くのも、そういえばひさしぶり... すごく贅沢じゃない?
あーこっちの道に来てよかったなー。1時間ほど歩いたところで、チョサス・デ・アバホという村に着いた。
少し道をそれてコーヒー&トイレ休憩でバルに寄り、カミーノに戻ると...
道案内のようにお猫さまがいらっしゃる。「そうそう、そっちやで、気を付けていくんやで」と見送ってくださるかのごとく。
今日はたくさん黄色い矢印を見たな。ひとりぼっちで歩いているけど、黄色い矢印があれば、安心してどこにでも、どこまでも行けるな。
と思った。
そして、ビジャール・デ・マサリフェに着きました。
【本日のアルベルゲ】Albergue El Refugio de Jesús 7ユーロ
門を入ると、大きな芝生の中庭がある。
バルが併設されていて、使いやすいキッチンもある。まだ、肉食べたいモードが続いていたので、レンチンミートボールを買って来たけど、電子レンジはなかった...でもフライパンで温められるからOK。
共用スペースがたくさんあるからくつろげる。ここでは久しぶりに、アヘスで会ったオーストラリア人のコリーンに再会。彼女は途中で会ったアメリカ人のテレサと一緒に歩いている。コリーンはいろんな人に私のことを「ホタテ折り紙のビューティフルスノー」と紹介してくれていて、初めて会ったテレサにも「あなたのこと知ってる!」と言われたw
ごはんを食べながら、ホタテをまたばらまいたので、食後はベッドルームの外にあるテーブルで、スマホを充電しながらホタテの製造にいそしんでいた。通りかかった男性に声をかけられたので顔を上げると、ロス・アルコスで一緒に折り紙を折ったチェコ人カップルの片割れだった。
「ミラーーーン!めっちゃひさしぶりーーー!」
考えてみたら2週間ぶりくらいなんだけど、会ったのはもうずいぶん前な気がする。ガールフレンドのルーシーは疲れて眠っているらしい。カミーノ楽しんでる?と訊くと
「ちょっと疲れてきたね... 正直言うと、もう歩くのは飽きてきたかも。でも、まあ、ここまで来たし、頑張るよ」
最初のころからすると、表情もちょっとお疲れの様子。ポーラやギター弾きアンドレアス、レネーも脚を痛めていたし、そろそろ疲れが出てくるころなのかもしれない。
私はといえば、ここまで体もメンタルも絶好調。筋肉痛も一切ないし、マメができたり、靴擦れができたりもなく、疲労感もなく、夜もよく眠れるし、快調そのもの。ただ、左ひざの横を虫に刺されて、少し腫れてきていた。水ぶくれが数か所できて膿も少したまっている。どこで何にやられたのかは、まったく記憶にない。まあ、南京虫ではないし、もともとかぶれやすい体質で、刺されて膿んでしまうこともよくあったので、あまり気にしていなかった。痛みやかゆみはないので、ほっておけばそのうち治るだろうと放置していた。
でもこれ、放置しちゃいけないやつだった...