2019年5月9日(木)どんより曇り、からの雨
行程:
マンシージャ・デ・ラス・ムラス 8:00 → レオン 12:30
移動距離:18.1km
歩数:28834歩
サンティアゴまで:311km
疲れていたのかな?起きたら7時を回っていた。今日は歩く距離も短いし、天気も悪いので、のんびりと昨日の残りごはんを食べてからスタート。
珍しく、バルに一度も寄らず(初めてじゃない?)突き進む。
ちょいちょい同宿だったパンクスのアメリカンガール、いきなり爆音で歌い出したからびっくりした... 気持ちいいよね、歌いながら歩くの。
レオンに入ったところで仏紳士のジェラールに会ったので、一緒にアルベルゲまで行くことにした。ジェラールはダンディなおじさま。花屋のそばを通ると「やあ、これはステキだ」とばかりに香りをかいで、うんうんと頷いたり、建物に見入っては驚嘆したように首を振ったり。毎日、たくさんの小さな発見を楽しんでいる様子がすてきだな、と思う。
アルベルゲにチェックイン。部屋は男女別の大部屋。夕方には、すぐ近くにある教会でミサがあるとのこと。
洗濯とシャワーをすませて、街歩きへ。街の中心部まで、雰囲気のよさそうなバルがずーっと続いている。
どこかで軽くランチをしようかな、と店を探していたら、どこからか「おーい、そこのあんた!」と声がした。ん?私を呼んでる?振り返ると、バルのテラス席に座って煙草を吸っている男性が手を振っていた。一瞬誰かわからなかったけど、Mr. トラブルやん!いつもの黒ずくめじゃなくて、こざっぱりした白い服を着ている。
「どーしたの?いつもと着てるもの違うやん!」
「当たり前だ。ここは村じゃなくて、都会だぜ。街では街にふさわしい格好をしなきゃ(どや顔)」
「ちゃんと着替え持ってきてんだね」
「ここ、いい街だろ?明日はここを1日観光するんだ。いいレストランで、うまいもの食ってさ。あんたはどうすんだ?」
「私は明日は先に進むよ。じゃー針と糸また返してもらわれへんやん!」
相席させてもらってなんか食べようかと思ったけど、なんとなく邪魔したくなかったし、あまりフードメニューがなかったので、じゃーまたね、と別れて向かいのバルに入った。
その後、大聖堂を見ようと目抜き通りへ。あ!
ポーラ、松葉杖ついてる!どーしたの?
「脚を痛めちゃったのよー。でも、バスに乗ったり、ゆっくり歩いたりしてるから大丈夫。今、ツーリストトレインで街を一周してきたのよ」
杖はついてるけど、相変わらずアクティブ!前にシルエーニャで会ったときは、アランのほうがだいぶくたびれてたけど、彼は今はすっかり元気そうだ。よかったよかった。
一緒に大聖堂に行って、記念写真を撮った。たぶん、この先はもうポーラとアランに会うことはなさそうだから。
メセタステージも終わって、まだ300km以上あるとはいえ、そろそろ終わりが近づいてくるんだなあ、という気になってくる。
「街のカフェ」でゆっくりお茶したかったので、Google Mapsでいい感じのバルを探す。
アルベルゲに戻って、大きな教会で行われたミサに参加。せっかく大きな街にいるのに、晩ごはんは外には行かず、エステージャのカルフールで買って気にいったレンチンパエリアをリピート。今回はイカ墨バージョン。
これもおいしかったけど、ノーマルパエリアのほうが好きかな。
隣でごはんを食べていたギター弾きのアンドレアスも、脚の痛みがひどくなってきたらしい。まだ湿布を持っていたので、数枚渡した。だんだん傷んでる人増えてきたな...
【本日のアルベルゲ】Santa Maria De Carbajal 6ユーロ
男女別の大部屋にベッドがずらーっと並ぶ、大箱のアルベルゲ。ザックは、壁沿いに置かれた会議室テーブルに置くシステム。