カミーノ日記2019:スペイン巡礼、フランス人の道780km + 120km

2019年4~5月、カミーノ・デ・サンティアゴ、フランス人の道を歩いてきました。ブログ内の情報はすべて2019年5月~6月時点のものです。

【Day 37: Monte do Gozo - Santiago de Compostela】...着いた。

2019年5月24日(金)晴れ!

 

行程:

モンテ・デ・ゴゾ 7:00 → サンティアゴ・デ・コンポステーラ 8:00

移動距離:4.8km

歩数:26483歩

サンティアゴまで:0km

 

朝7:00。アルベルゲを出る。

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最終日にふさわしい天気じゃない?

モンテ・ド・ゴゾの丘の上からは、サンティアゴ・デ・コンポステーラは見えなかった。ここから街まではずっと下りになる。あの大聖堂は、どのあたりで見えてくるんだろう。どきどき。

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サンティアゴ方面にはうっすら朝もやがかかっていた。

 

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なにしろ5kmもないから、すぐ着いちゃうのよ。ああ、着きたいような着きたくないような。でもキャリーちゃんが待っているから早く行かなくちゃ!

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来たー!

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もう街なかだ!

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正直、近すぎて朝のお散歩をしているような...

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はい中心部入った!

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もうすぐだねもうすぐだね(と脳内で仲間に話しかける)

そして...

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ああああああああああああ大聖堂見えた!結構ギリギリまで見えなかった!

広場へのトンネルをくぐり...

 

 

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着いた..........


 

  

着いてもた...

それ以上の感想が出てこない。

 

はー。歩けちゃったな。780km。

 

朝8時の大聖堂広場は、まだあまり人もいなくて静かだった。

 

とりあえず、大聖堂の真正面に座ってみる。

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到着した人たちは、みんな、穏やかな表情で、静かに大聖堂を見上げている。

 

達成感に包まれるとか、涙がこみ上げるとか、そういう大きな感情はわかなかった。

(まあ、今日5kmしか歩いてないし...)

ただ、ここに座って、大聖堂を見上げているだけで、ものすごく満ち足りた気持ちになる。

 

静かな時間に、ひとりでゴールして、よかったのかもしれないな。

 

ただただ、ぼーっと大聖堂を見上げ、周囲で同じように大聖堂を見上げる人たちを見ていた。

 

ええ時間や...

 

しばらくぼーっとしていると、キャリーからメッセージが入った。

「もうすぐ広場に着くよ!どこにいる?」

正面に座っていることを伝えると、ほどなくしてキャリーが現れた。

「着いたねー!おめでとうー!」

「ありがとううううううう!」

到着ハグ。映画で観たみたいなやつ!

「さ、写真撮ろ写真!」

キャリーは私のカメラとスマホでばちばちと写真を撮り、「使い慣れてないからうまく撮れない。私ので撮る!」と、自分のスマホでまたばちばちと写真を撮ってくれたw

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そのうちの1枚w

わざわざバスの時間をずらしてまで、待っていてくれて本当にありがとう。とりあえず台湾は絶対また行くから、いつかまた台湾で会いましょうキャリーちゃん。

 

キャリーと別れると、だんだんと広場に人も増えてきた。そうだ、証明書をもらいに行かなきゃ、と巡礼事務所に行くと、とんでもない行列ができている。いつのまにこんなに人が...

 

まあ、並ぶしかないので最後尾につく。やはり知っている顔はみなかった。1時間半ほど待って巡礼証明書をもらい、そのあと別の窓口で、フィステーラとムシアに続く道の地図をもらった。

 

出口に向かうとき、列のなかにサリアで会ったいのさんを発見。出口ではまたもスーさんに遭遇した。スーさんにおすすめのレストランを教えてもらって、いったん大聖堂広場に戻る。

 

大聖堂の内部は大修復中で、例年ならここで行われるミサも、ボタフメイロ と呼ばれる大香炉を振る儀式も、今年は行われない。内部の見学は可能だし、聖ヤコブの像を見ることもできる。でも、櫓だらけの内部に入るのはあまり気が進まなかった。カミーノを歩き始めた割と早い時期に、「違う道も歩いてみたい」と思ったし、必ずまたここに戻ってくると思うので、今回は入らない。

 

大聖堂を目指して歩いてきて、入らないのはどうなの、なにしに来たん?とも思うけど...

出直します。

 

今日は朝からなにも食べていないので、スーさんに教えてもらったお店にランチを食べに。人気のお店のようだけど、中途半端な時間だったのですぐ入れた。

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食べたかった白アスパラ。

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あんど肉。

Casa Manolo

 

 そして、また大聖堂広場に戻った。

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 午後になると、めっちゃ人も増えている。大聖堂も日が当たってきれい。

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 到着した巡礼者が歓喜のハグをし、地面に寝っ転がり、記念写真を撮って、喜びに浸っている。その様子は、どれだけ眺めていても飽きなかった。

 

そこに、見慣れた顔が。

ソーニャとラブリーカップルのグループ!それから、アンドレアスのギターも。

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到着おめでとうを伝えに行き、しばらく一緒に座っていた。そこへ、オンタナスで会ったアイリッシュのピーターや、ポブラシオンで会ったバルバドス2人連れも加わった。どちらも、道中でちょいちょい顔を合わせていた人たち。

 

アイリッシュのピーターはもう何度もカミーノを歩いていて、いろんなことを知っているので、明日から行くつもりのフィステーラやムシアへの道について少し尋ねた。いくつか、おすすめのアルベルゲを教えてもらったり。

「スージー、ムシアではBela Muxíaに泊まるといいよ。あそこはいい宿だ」

Bela Muxíaね。メモメモ............って、「スージー」って誰や!

ピーターは突然、私のことを「スージー」と呼び始めた。それを聞いて、私を「スージー」だと認識したバルバドスの2人連れも

「ねえスージー、地図見せて」

と、ナチュラルに話しかけてくる。

なんでスージー?スージー要素ゼロやろ私!

でも、ちょっと面白いので、そのままスージーと呼ばれていたw

 

結局そのまま夕方まで広場で過ごし、予約していたアルベルゲに向かう。

 

【本日のアルベルゲ】Albergue Turistico 13ユーロ

旧市街からは少しはずれた、バスターミナルの近くにあるアルベルゲ。周りにスーパーやカフェがたくさんあるし、大きなキッチンや乾燥室もある。タオルも貸してくれます。

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夜は、アルベルゲ近くのバルでコーヒーを飲みながら、明日からのフィステーラ行きの地図を眺めた。コンポステーラには着いたけど、まだ終わりじゃない。もう少し、歩く日々を続けられる。

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このバルよき。

Londres

 

【Day 36: Salceda - Monte do Gozo】もう着く... 着いちゃう... 着いてしまう... サンティアゴ目前であえて寸止め

2019年5月23日(木)くもり→小雨→晴れ

 

行程:

サルセーダ 7:00 → オ・ピノ 8:30 → ビジャマイオール 13:00 → モンテ・ド・ゴゾ   14:30

移動距離:24.8km

歩数:47528歩 

サンティアゴまで:ついに... あと5km

 

朝、早めに起きたけどどんより。幹線沿いと森の中の道を交互に1時間ほど歩いていると、小雨が降ってきた。

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 ちょうどバルがあったので、休憩してポンチョを着ようと中へ。ただ雨宿りがしたかっただけで、なんの期待もせずに入ったけど、カウンターを見ると、自家製クロワッサンがまさにオーブンから出てきたところ...

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めーーーっちゃおいしそう!

店内にはもちろん巡礼者もいるけど、地元のお客さんも結構いる。地元の人が食べているパン・コン・トマテ(トーストのトマトペーストのせ)もおいしそうやなー...

 

クロワッサンはカリカリ、中しっとり。こーれーはー、いいバルに入った。Googleマップにピンしておこうと店の情報を開くと、コメント欄に「ここのトルティージャ最高!」という激賞コメントがいくつもあった。...なんですと?トルティージャっ子の私としては、これはスルーするわけにはいかない。断じて。

 

おやっさんトルティージャを追加注文すると「いい選択!うちのトルティージャは、ほんっとおいしいんだから!」とにやりと笑う。このおやっさんがまた、朗らかに、実に楽しそうに仕事をしている様子で、この雰囲気も地元の人を呼ぶんだろうな。

 

待つことしばし。トルティージャ降臨。

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ぬああああああ神々しい!

なんという半熟さ加減。しょっぱすぎない塩加減。できたてなのでほかほか。

こいつぁーうまいよ!

あああ、小雨よありがとう。このバルに寄らせてくれてありがとう...

 

O Ceadoiro

 

ここレストランだから、お昼だったらメヌーも食べてみたかったな。なに頼んでもおいしそう... ここのナポリターナも食べたかった。

 

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ついでに、ここで、私が食べまくったトルティージャのお気に入りTOP3を発表します!

順位はつけられませんが、ここのと、

ブルゴスで食べたここのと

最初に食べたここの。

 

どれももう1回食べたい。

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ああ、朝からバルでコーフンしてしまった。

 

今日は、コンポステーラの手前5kmにある、モンテ・ド・ゴゾまで行く。明日は市街地を1時間ほど行くだけだから、実質、「カミーノっぽい」道を歩くのは、いよいよ、今日が最後だ....

名残惜しい!

最後だからゆっくり、巡礼路をめいっぱい楽しみながら歩こう。

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雨だと森の緑がきれいだな。

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チャリカミーノチーム。

今日も静かなカミーノ。知っている顔には全然会わない。ひとりで歩くのは好きだから、いいっちゃいいんだけど、明日のゴールで知ってる人を誰も見なかったら、さすがに少し寂しいかな... 私はあんまり連絡先の交換などをしなかったので、途中でよく会った人がどこにいるんだか、もう全然わからない。

 

ま、ご縁があればまたどこかで会えるでしょう...

 

雨が上がって、晴れてきた。

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ちょっとあと15kmですってよ!

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サリア以降、モホンへの落書きがすごいねん。

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あーーーほんとに終わっちゃうのかーーーーーー。

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サンティアゴって書いてあるところまで来たーー!

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え?これ、もう左手はサンティアゴの空港ではないですか。実質もうサンティアゴ着いちゃってますやん。なんだかぜんぜん現実味がない...

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あと12km。

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巡礼路沿いのおうちにもホタテ。

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もう、サンティアゴ郊外の住宅地、って感じになってきた。

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そして、 モンテ・ド・ゴゾ到着。サインティアゴのほんのちょい手前、丘の上に、ひろーーーい芝生が広がっている場所。
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ゴールまで「あと5km」ってところであえて止まったのは、コンポステーラに朝着いて、ほぼまる1日を街で過ごせるから。そうすれば連泊することなく、翌日にフィステーラに向けて歩き出せる。

この変則スケジュール作戦を取ってからは、たまたまかもしれないけど、アルベルゲなどでも、他の巡礼者と話したりすることが全然なくなってしまったので、サリア以降はなかなか孤独だった。まあ、でもこれが私のカミーノだったんだな。

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あした、1時間ほど歩いたらサンティアゴ・デ・コンポステーラ

着いちゃうよーーーーー!


【本日のアルベルゲ】Albergue municipale 6ユーロ

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「青少年自然の家」的、公営の合宿所みたいな大箱アルベルゲ。何棟もあって400人くらい泊まれるみたいだけど、私が行ったときは、開けていたのは1棟だけだった。キッチンはあるけど、食材を調達できるような店が周囲にない。レストランやバルは徒歩圏にあり。

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うーん、ここにも知った顔はいない...

 

そうだ、台湾女子キャリーはもうコンポステーラに着いているだろうけど、もしかしたら連泊して、まだ滞在しているかもしれない。彼女の連絡先は知っていたので、メッセージを送ってみた。

 

キャリー「私は、今サンティアゴ!明日の朝、9時のバスでフィステーラに行くの」

私「そうかー。私は明日の朝着くんだけど。ちょうどすれ違いかな...サンティアゴで会いたかったから残念。じゃあまたいつか、違うカミーノか、台湾か日本で会おう!」

キャリー「明日、朝何時に着ける?もし早めに来れるなら、大聖堂の前の広場で会えるかも。だって、あそこで写真を撮らなきゃでしょ?私が撮ってあげる!9時半までに着けるなら、私、10時のバスに変更するよ」

 

キャリーさまは天使さまなの...?

会えるならぜひ会いたい!

はよ行くわ!8時には着いたるわ!

【Day 35: Melide - Salceda】静かなカミーノはいいんだけど、誰にも会わなくなっちゃった

2019年5月22日(水)晴れ!

 

行程:

メリデ 7:30 → ボエンテ 9:00 → アルスーア 11:00 → プレグントーニョ 13:00 → サルセーダ 14:30

移動距離:25.3km

歩数:34940歩

サンティアゴまで:終わっちゃうー!あと28km!

 

今日も晴れた。出勤中の地元の人とすれ違うと「街の朝」って感じ。f:id:pechinda:20200518002737j:plain

朝の斜めの光は気持ちいいね。

メリデはそこそこ大きな街なので、巡礼者もたくさん泊まってはいるものの、サリア以降の巡礼者激増による渋滞には巻き込まれず、静かなカミーノを継続中。

 

今日も森と、たくさんの小さな村を抜けていく。

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今日のバル休憩はケーキ。

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今日はもう、知った顔にもまったく会わずにもくもくと歩く。みんな、今頃どこを歩いているんだろう、と考えつつ。ま、サンティアゴに着けば誰かしら会うこともあるかな... つか、あの広場で一緒に「着いたねー!」って喜びを分かち合いたいよな...

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前方に、大きな荷物をひきずりながら歩いている人がいる。

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犬連れ巡礼!

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ガリシアに入ったら雨が多いよー」と聞いていたけど、連日ええ天気ー。

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あっちこっちに休憩したくなるバルが出てきますねん。

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わーあと30kmしかないよー!

もうこのあたりになると、サンティアゴに着きたいような、着きたくないような...

 

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ちっちゃくて見えづらいけど、これ全部ビールびん!

f:id:pechinda:20200518005516j:plain道沿いに出てくるおうちは、よく手入れされた庭があったり、花をいっぱい咲かせていてかわいい。

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数字が減っていくのが悲しくなってくるよー。

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この道を抜けて、大きな車道に出たところがサルセーダだった。
幹線道路沿いにアルベルゲが2軒(といっても互いに敷地が広いので、歩くと5分くらいある)、レストランが2~3軒並んでいるだけの小さな集落。



【本日のアルベルゲ】Pensión Albergue Alborada 12ユーロ

 

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ホテル併設のめっちゃきれいなアルベルゲ。ベッド間が広くて空間がゆったりしている。内部に電源が設置された鍵付きの貴重品ロッカーが使えるので、充電も安心。モダンなキッチンもあるけど、周りにお店がないので食材を入手できず(ちょっとしたインスタントフードやお菓子はフロントで売っている)、残念ながら自炊できず... 車道沿いだけど、裏側には広大な庭がある。

 

このアルベルゲにはバルがないので、大きな中庭がバルになっている、おとなりのアルベルゲにランチを食べに行った。こっちも家庭的な感じで居心地よさそう。

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お気に入りのガリシア風スープ。

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このへんのバルはビールびんを飾るのが流行りなのか?

Casa Tia Teresa Bar-Pensión

食後は、車道しかないけど、そのへんをちょっとうろうろ。さー、晩ごはんはどうしよう...

 

近くのレストランにはあまり惹かれなかったので、Googleマップを調べると、巡礼路を15分くらい逸れたところにホテルがある。お散歩がてらそこに行ってみることに。

 

すると、なんだか高級リゾート風のたたずまいのホテル兼アルベルゲに、ガラス張りのレストランが併設されていた。おっしゃれー!とはいえ、メヌーは12ユーロほどとお手頃だったので、ここでいただくことにした。そしたらフードもおっしゃれー!

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前菜はマッシュルームクリームのクレープをチョイス。

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メインはローストチキン。ごはんごはんごはん嬉しい。

オトナな感じの、すてきな雰囲気のお店で、フードはとてもおいしかったし、ほかのお料理もどれもおいしそうだった...(そして量もやや控えめでちょーどええ...) なんにもなさそうなところで、こんなこじゃれたディナーを食べられるとは。

Pensión Albergue Turístico Salceda

 

結局、3軒アルベルゲ巡り。なにやってんだw

【Day 34: Gonzar - Melide】ガリシアの空は青かった。がしがし歩いてタコの街へ

2019年5月21日(火)快晴!

 

行程:

ゴンサール 6:30 → パラス・デ・レイ 11:30 → メリデ 15:00

移動距離:32km

歩数:54536歩

サンティアゴまで:53km

 

今日はこれまでの最長距離を歩く予定なので、ちょっと早めに出発。日が昇る前に歩くのはひさしぶり。ちょうど、少し丘になっているところで朝日が顔を出した。

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道沿いにちょこちょこと小さな、かわいいカフェやアルベルゲがある。緑いっぱいのテラスがあるカフェで朝ごはん。美猫が足元に寄ってきた。

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さあ、では今日はがしがし歩きます!

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ガリシアは雨の多い地方だけど、今朝は雲一つない快晴になった。空がまっさお!

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森の道も多くなって、空気がおいしい。

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モホンの距離表示も、100kmを切ってから、数字が小さくなっていくのが早い。あー本当にもうすぐ着いちゃうやん!

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ガリシアに入ってから見るようになった、昔の食料貯蔵庫、オレオ。この地方独特の様式らしい。高床式なのと、ネズミ返しがついているところは、日本の高床式倉庫と同じ。

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サリア以降は「巡礼路でっせ!」アピールが激しいw

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山あり、森あり、牧場あり、野原あり、かわいい村あり、と変化に富んでいるので、オンタナスで会ったシアトルおっちゃんが「サリア以降はどんどん楽しくなるぅ!」って夢見る瞳になってたのもわかるわ。

 

だんだん、ふわっふわの雲が増えてきた。

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そろそろメリデかなーというあたりで、すてきな橋が見えてきた。

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これくらいの雲の割合の空を、私は「マグリット的な空」と呼んでいる。ルネ・マグリットの絵みたいだから。

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ここがメリデなの?と思ったら、メリデのちょい手前のフレロスという村だった。川がきれいだし、街もかわいいしここに泊まりたいなー。でも今日はタコ食べるからメリデまで行くわ...

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今日はひたすらもくもくとひとりで歩いたな...

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サリア以降、だいぶ人が増えているはずだけど、ずらして歩いているから、そんなに混んでいる感じはしない。とはいえ、グループも多いから、たまにガンガン音楽かけたり、ぎゃーぎゃー騒ぎながら歩いている人もいるけど... 今日もめっちゃうるさい団体がいた。そして、顔見知りにはまったく会わなくなってしまった。

 

メリデ着いたー!

 

メリデには有名なタコ料理屋さんが2軒あって、今日泊まるアルベルゲは、そのうちの1軒、Pulpería Ezequielというレストランさんの系列。まずはアルベルゲに荷物を降ろして、と思ったらカギがかかっているし、なかには誰もいない。「泊まる人はレストランに来てね」と貼り紙がしてあったので、道を挟んで隣にあるレストランに行く。中に入ろうとしたとき、見たことある人が店から出てきた。霧でなにも見えなかったオ・セブレイロで出くわして以来、ひさびさに会ったコリアンガールのアリシアだー!あんときもタコ屋の前で会ったな、そういえばw

「わーーーーーひさしぶりーーー!タコ、すごくおいしかったよ!絶対食べて!」

うん食べる食べる。もうちょっと早く着いたら、一緒に食べられたのに残念。

 

人気店なので店はお客さんでいっぱいで、しばし待って、鍵をあけてもらった。アルベルゲにチェックインして、シャワーと洗濯を済ませ、念願のタコ!さっきまで激コミだった店は、16時という中途半端な時間になっていたので、がらがらになっていた。

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オリーブオイルだぼだぼ!

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タコもおいしいけどパンも進む...

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メリデでタコ食べて、このステージのミッションコンプリートです...

【本日のアルベルゲ】Albergue Ezequiel 10ユーロ

ということで、タコ屋さんが道挟んだ向かいで経営しているアルベルゲ。まだ新しいみたいで、全体的におしゃれ系。

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枕もとに棚あるの嬉しい。カーテンの仕切りも嬉しい。

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シャワールームもスタイリッシュ。

 

こじんまりしているけど一応キッチンもあり。ロビーにはTVもあって、アルベルゲというより機能的できれいな街のホステルという感じ。

【Day 33: Barbadillo - Gonzar】霧を抜け、牧場を抜け、超豪華寄付制休憩所で休んで、川を渡る

2019年5月20日(月)霧...からの晴れ

 

行程:

バルバデッロ 7:30 → ペルスカッジョ → ビラチャ 13:00ポルトマリン 14:00 → ゴンサール 15:30

移動距離:26.7km

歩数:33804歩

サンティアゴまで:100km切った!カウントダウン!あと85km!

 

バルバデッロのアルベルゲのベッド、本当に寝心地よくてぐっすり眠れたので、目覚めもよかった。

 

外に出てみると、晴れてはいるけど、一面に霧がかかっている。

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森と石垣と牧場と小さな村を抜けていく、静かな道を歩いていく。人もそんなにいないし、マイナスイオン出まくっている空気が心地よい。

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ペルスカッジョという村で、大きな庭のあるベーカリーを通りかかったのでここで朝ごはん。

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もう少し行くと、コンポステーラまであと100kmのモホンがあるはずなので、見逃さないよう気にしながら歩く。

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通りかかったバルのもふもふのお犬さま。

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前方に人だかりが見えた。あれか100kmモホン!

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落書きがすごい...この周囲に10人以上人がいるw

ついにー、ついにー、100km切るね。もうここからはカウントダウン。

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日避けに薄い手袋をしているけど、もー破れまくりです。

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お花きれい。

しばらくいくと、また人だかりが。バルかな?と思ったら、寄付制の休憩所だった。寄付制の休憩所は今までにいくつも見たけど、ここのは品ぞろえがすごい!中をのぞくと、中庭のテーブルにスーさんが座っていて、手招きされた。

「ここはなんでもすごくおいしいから、寄って行ったほうがいいよ!」

エキスパートがそういうなら、さっきクロワッサン食べたけど、食べるw

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この豪華なフード、サンドイッチや揚げパン、トルティージャなど、ぜんぶ自家製らしい。チーズやたまごもあるし、飲み物の品ぞろえもすごい... どんどん人が入ってくるので、食べ物もどんどん追加される。全部小さく切ってあるので、めっちゃいろいろ食べたくなってしまう、というか、いただきましたw

 

エネルギー補給したところで、ポルトマリンまで一気に行こう。

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ついにモホンの距離表示も2桁。

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ポルトマリン見えた!

ポルトマリンは、もともとの街はダムの底に沈んで、今あるのは新しく移設された街だとのこと。長い橋を渡って...

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こういう矢印あると、階段上らずに左に行っちゃうんだよ私。そして迷うw

正解は「階段を上る」です。

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この街の名前オブジェ、サリア以降必ずあるのか?

ポルトマリン、確かに街全体が新しいし、明るい感じがする。通りがかりに「街のベーカリー」があったので思わず吸い込まれる。

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ここおすすめ!インテリアもめちゃかわいい。

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ホットサンドおいしかったー!ケーキも食べたかった...

ここを出たあと、街中でまたもやスーさんに遭遇w スーさんはポルトマリンがお気に入りだそう。確かに、泊まってもっとゆっくりしたかった。でも「間を行く作戦」で次の宿をすでに予約しているので通過!

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けっこう寄り道したので、予定より遅くなってしまった。ここからピッチ爆上げ!

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8kmほど歩いて、ゴンサールという小さな村に到着。村全体にものすごい牧場臭が漂っているw

 

【本日のアルベルゲ】Casa García 10ユーロ

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石造りのすてきな建物。トイレとシャワーは2つしかないけど、広くてきれいだし、なんといってもメヌーが、種類が豊富でめっちゃおいしかった!洗濯場は、3分ほど歩いた別の敷地にある。

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 盛り付けもおしゃれ。

【Day 32: Triacastela - Barbadillo 】ついにサリア到達!巡礼者の街で思わぬ人に遭遇

2019年5月19日(日)晴れ

 

トリアカステーラ 7:00 → フレラ → サリア 13:30 → バルバデッロ 14:30

移動距離:22.4km

歩数:電池切れにつき計測不能

サンティアゴまで:110km

 

今朝は7:00スタート。ああ、晴れている。ありがたや。

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出だしはしばし山道。

今日はいよいよサリアを通過する。サリアは、コンポステーラまでおよそ110kmほどの街で、巡礼証明書をもらうためにここからスタートする人も多い。ここを過ぎれば、もう本当に終盤。モホンの「あと何km」の数字が小さくなっていくのを見るたびに、あーもう少しで着く!というわくわく感と、もう終わっちゃう!というさみしさを同時に感じる。

 

トリアカステーラからサリアまでは2つのルートがある。1つはサモスという街を通っていくルートで、もう1つのルートより7kmほど長い。趣のある修道院があるらしいので、どっちに行こうか悩んだけど、「モデルプランの間を抜けていく作戦」を取ったので、短い通常ルートを選択。

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やがて視界の開けた道に。

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いつも突然現れる寄付制の休憩所。

牧場を抜け、フレラという村で朝ごはん。

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ガリシアのモホン、字体がすてき。

山道あり、農場あり、小さな村を抜け、と次々景色が変わるので歩いてて楽しい。

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お犬さま発見。

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お行儀いい子。

19kmほど歩いて、案外あっさりサリアに到着。アルベルゲもいっぱいあるし、あっちこっちにホタテモチーフがあるし、お土産屋さんなどもたくさんあって、なるほど「巡礼者の街」らしい雰囲気。

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川を渡り、階段を上っていくと「巡礼者街」みたいな一角に出る。ザ★観光地っぽい雰囲気は否めないけど、やっぱりテンション上がるー!

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教会でスタンプを押してもらったときに、今日はガストロノミーマーケットがあると教えてくれた。せっかくだからそこでお昼を食べよう。

 

教会の前にある「Sarria」のオブジェで写真を撮ろうとしていたら、またもやスーさんが現れた。

「あ、ミユキさん!いいとこで会った!さっき、あなたのこと知ってるっていう日本人の女の子に会ったんだよ。なんか、SNSでやり取りしたことがあるって」

 

ん?誰だ?SNS

 

カミーノに来る前、Twitterで、カミーノを歩いたことのある人やこれから行く人と、コメントのやり取りをしたことはあった。そのなかに、2~3日違いでSJPPから歩き始めるという女の子がいたけど、もしやその子かしら。

 

スーさんと話していると、ピンクのジャケットを着た日本人の女の子が歩いてきた。

「もしかして、いのさん?」

「そうですー!」

うわー、いのさんだ。Twitterでつながった人に偶然会えるなんて不思議ー!

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というわけで、いのさんに撮ってもらった。

せっかくなので、一緒にガストロノミーマーケットに行くことにする。

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パレードもお祭りに向かう模様。

広場にステージやお店が並んでいて思ったよりにぎやか。奥に行くと、ずらーーーっとタコ屋台が並ぶ。

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というわけで当然タコ。

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価格はお祭り価格(11ユーロ)だけどおいしかった。

私はこの5kmほど先のバルバデッロまで、いのさんはそのもう少し先まで行くということで、一緒に歩く。サリアから先は緑の多い、静かな、落ち着いた道。

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予約したアルベルゲに着いたので、いのさんとはここでお別れ。一緒に屋台でタコ食べて、おしゃべりしながら歩けて楽しかった!

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アルベルゲはホテルとモダンなバル、レストランも併設していて、まだ新しくてとてもきれい。荷物を置いて、洗濯をして、テラスでカフェ・コン・レチェを飲んでまったり。天気はいいし、眺めもいいし、静かだし、さいこー。

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夕方ごろ、見慣れたメンバーが到着した。ソーニャとルクセンブルグ×仏のラブリーカップル。あれ?ギター弾きアンドレアス... がいない。いつも4人で歩いていたのに。そして、カップルの男の子のほうがアンドレアスのギターを持っている。あれ?アンドレアスどしたー!

 

「ああ、彼はドイツに帰ったよ。だから、僕がギターを引き継いで、コンポステーラまで持って行くんだ」

とラブリーカップルの男の子のほうが言った。えー?レオンで脚を痛めていたから、歩けなくなっちゃった?

「違うよ。休暇が終わって帰らなくちゃいけなくなっただけ。脚はだいじょうぶだよ」

よかった。でも、代わりにギターでゴールするなんて粋だな。そんで、荷物になるのにちゃんとギターを運んであげる仏青年もいいヤツ!ちなみに、彼はギターが弾けないらしいw

 

【本日のアルベルゲ】Pensión- Albergue CASA BARBADELO 10ユーロ

 

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入り口の面の壁が全面ガラス張りで(もちろんカーテンはあるよ)、明るいし、とても広くてきれいな部屋。バスルームも部屋の中にあり、ハンドシャワーで使いやすかった。あと、なにが違うんだか、ベッドの寝心地がとてもよかった。泊ったすべてのアルベルゲの中で、ここのベッドが一番(当社比)。

 

レストランで食べたメヌーがまたよき!選択肢がたくさんあるので迷う... このレンティルスープもミートボールもめちゃおいしかった。ライス、上から撮ったからわかりづらいけど、スナフキンの帽子みたいに、円錐状に盛られています。

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 私はあまりサラダを選択しないので、野菜不足にはなるけど...

【Day 31: Fonfría - Triacastela 】5月後半なのに雪降ってきた。寒い!今日は無理っす。ラスト100kmの戦略練るっす。

2019年5月18日(土)雨、雪、おまけに雹... どんより曇り

 

行程:

フォンフリア 8:00 → フィジョバル 10:00 → トリアカステーラ 11:00

移動距離:8.8km

歩数:21255歩

サンティアゴまで:139km

 

朝、起きるとあたり一面まっしろ。

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おおぅ...

ラウンジで様子をみつつ、わざとのろのろ支度をしていると、スーさん登場。

「外出てみた?雪降ってるよ」

ええええええ?もう5月も下旬になりますけど!

 

外に出てみるとめっちゃ寒い。そして、ほんとだ...雪降ってる...

 

まあ、行くしかあるまい、と覚悟を決めて外に出る。

さっぶ!

ピレネー越えたら捨てようと思っていたヒートテック手袋、捨てなくてよかった!

スーさんと一緒に爆速で歩く。周りもなにも見えないし、とにかく今日は一刻も早く着きたい。そして冷えるのでめっちゃトイレ行きたくなってきたー!

 

バル、バルバルバル、バルどこー!?バルまだかー!

 

もう限界か、と思ったとき、ようやくバルを発見。助かったー!

とりあえずトイレ!ほんであったかいもの!

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栄養補給にまたもガリシア風スープ。

フィジョバルという小さな集落にある、暖炉もあるとてもかわいらしいバルで、フードがどれもおいしそうだった。

Bar Aira do Camiño

 

フランス人の道は、コンポステーラ手前100kmほどのところにあるサリアから、どーんと巡礼者の数が増える。でもレオンやアストルガから歩きだす人も多いので、すでに「人が増えたなー」という感じはしていた。サリア以降は、アルベルゲをあらかじめ予約しながら進もうと思っていたけど、昨日、オ・セブレイロやリナレスでもすでにベッドがなかったから、今日も念のため予約しておいた方がよさそうだ。この寒さの中、トリアカステーラで宿がない、なんて事態は避けたい!

 

アルベルゲリストやBuen Caminoアプリ、Googleマップなどでアルベルゲを調べつつ、電話をしてみたが、最初の2軒はすでにフルだった。やばい!3軒目でようやくスーさんのぶんと2つベッドを確保。はー、これで今日はとりあえず安心...

 

今日はぜんぜん写真撮ってません。だってずっと真っ白だったもんw

 

バルを出るころには少し霧が晴れてきて、トリアカステーラ手前ではだいぶ晴れてきた。

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アルベルゲ着いたー。

今日はもう、ここから先の計画を練る日にする。モデルプランだと、明日サリアに着いて、ポルトマリン、パラス・デ・レイ、リバディーソかアルスーア、ペドローソに泊まってコンポステーラだ。でも、わらわら人がいるなかを歩きたくなかったので、アルベルゲがたくさんある街を避け、その間のちいさな村を縫っていく作戦を立てた。

 

さて、ではどういう感じで進んでいくか...

 

ひとりバルにこもって、地図やアプリ、アルベルゲリストを広げ、距離を考えてよさげな村やアルベルゲをピックアップし、予約電話を掛けた。

 

あー、もう、あと6日しかないのか...

うわー!コンポステーラ着いちゃうー!

 

いよいよ終わりが見えてきたなー。まだ100km以上あるけどw

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バルを出るころにはすっかり晴れた。

アルベルゲに戻って、シャワーと洗濯をしていたら、イタリア人が冷凍シーフードでパスタを作っていて、少し味見をさせてくれた。鼻歌を歌いつつ、めっちゃ丁寧に作ってるところがさすがイタリア人や。

そのあと、スーさんと一緒に近くのレストランで晩ごはん。今日もがっつり肉!

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完全に肉食です...

今日はメヌーじゃなくてプレートにしたけど、ドリンク頼んだら結局メヌーより高くなった。やっぱこれからはメヌーにしよw

 

【本日のアルベルゲ】Albergue Aitzenea 8ユーロ

大きな木のドアを開けると、こんな空間が...

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外が寒かったせいもあり、中がとっても暖かかったのが印象に残っている。アルベルゲの前には大きな芝生があるので、お天気がよかったら外でのんびりするのが気持ちよさそう。

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木と石の古い建物で落ち着ける。キッチン、洗濯機あり。手動の脱水機もあり。